書籍『ガンダムに学ぶ経営学』の感想
もえあがれ もえあがれ もえあがれ♪
「人類が、増えすぎた人口を宇宙に移民させるようになって、既に半世紀が過ぎていた。地球の周りの巨大な人口都市は、人類の第二の故郷となり、人々は、そこで子を産み、育て、そして、死んでいった・・・」チュドーン!!
本書の序章から抜粋です(チュドーン!!は私が入れましたが)。いやー、なつい。今でも、文章を読むだけで、フツフツともえあがる気持ちがありますねー。舞台は一年戦争。最高の滑り出しです。
ネタとは違うのだよ、ネタとは!
個人的にガンダムで学んだのは、次のようなことです。
- 戦争のむなしさ
- 身近な人の死の悲しさ
- アニメで随所に出てくる名ゼリフ
経営については一切、学んだ記憶がありません。。。
本書は、ガンダムが全編にわたってふんだんに盛り込まれておりますが、内容はネタではないと思います。経営におけるポイントについて、分かりやすい例えとしてガンダムを登場させるという感じですね。「なるほど、そういう経営手法なのか!?」と納得できるポイントもいくつかあって、経営について学ぶだけでなく、ガンダムを見直すこともできるんちゃうかなーと思います。
ジオン公国に栄光あれぇ!
本書はアニメと違って、序盤はジオン軍にスポットがよくあたります。
- 戦略編
- マーケティング編
- オペレーション編
「地球連邦に比べジオンの国力は30分の1以下」の状況で、ジオンはどのような戦略をたてていたのか?興味深いですねー。また、ガンダムを含むホワイトベースは、実戦データを収集するためのテストマーケティングだったんですねぇ。知らなかった・・・。
ただ、モビルスーツのことを「MS」と記述されており、その点だけは最後まで気になって仕方がありませんでした(私にとって、「MS」はマイクロソフトなので・・・)。
アムロ(アムロ) ふりむかないで♪
終盤は地球連邦軍にスポットが移ることが多いです。
- 組織編
未熟な組織としてホワイトベースのクルーが扱われていたり、アムロの精神面について取り上げられていたりします。
あと、ザビ家をはじめ、ブライトとランバ・ラルがリーダーとして取り上げられていますが、やっぱランバ・ラルは最高にカッケーっす!
ちと検索したら、なんと今ではガンダムが公式にYouTubeで第1話〜第5話まで無料で観られるんですねぇ。ええ時代になったもんやなぁ!(と、思ったらいつのまにか消えてた。。。)
ガンダムに学ぶ経営学―宇宙世紀のマネジメント・ケーススタディ
- 作者: 山口亨
- 出版社/メーカー: 同友館
- 発売日: 2010/12
- メディア: 単行本
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