京都アメッシュとしての大阪市降雨情報
東京アメッシュ
東京アメッシュって便利ですよね。今、どこでどれくらいの雨が降っているのか、かなり細かく表示されて、「もうすぐ雨降るかなー?止むかなー?」ってときとかによく見ていました。「東京の街を雨から守る」っていうのは意味分からんけど^^首都圏(川崎)に住んでいた頃は大変お世話になりました。ありがとー!!
京都にはあらへんの?
んで、今日ふと「京都にはアメッシュないのかなー?」と思って検索に引っかかったのが大阪市降雨情報でした。今日みたいに、「天気予報は雨なんやけど、ここ1時間くらいに雨降るのかどうか知りたい」ってときに見てみるといいと思います。大阪のやつやけど、大変ラッキーなことに京都市もバッチリ範囲内です、すばらしい!!1分毎に表示されるとか、東京アメッシュの5分更新よりも高機能かもしれないっす。ただ、バナー広告欄はあまり人気がないようです。。。
ちなみに京都市の位置は、大阪の先端と琵琶湖の南岸の間をみればだいたいOKではないかなと思います。詳しい位置はこちら(濃い青が京都市のようです)↓↓↓
ファイル:基礎自治体位置図 26100.svg - Wikipedia
関西電力雷情報もええよ
8月などのゲリラ雷雨のシーズンでは、http://www1.kepco.co.jp/kaminari-info/rakurai/index.htmlもよく見ています。ゴリラ雷雨にはあいたくないですからねー、ご参考まで。
書籍『データベース技術[実践]入門』の感想
タイトルの括弧が気になる
いやー、GWは「夏ちゃうか?」と思うような暑さでしたが、最近ようやく春らしくなりまして、ちと肌寒いくらいですね。気温の急激な変化にカラダがついていかんわーってことで、連日カラダはだるいし、ずっと風邪気味な感じが続いておりまする。
そんな中、MySQLエキスパートの松信さんが書かれた本のタイトルを見て、「Webエンジニアのための・・・」って書いてあったので、これは買うしかと直感的にピーンときまして買いました。体調のせいで、買ってから読むのに時間がかかり、さらに読んでからブログ書くのにまたもや時間がかかっております。
しばらくぶりにブログ書こうとして表紙を眺めてみると、タイトルの「実践」が大括弧の「[]」で括られていて、「[実践]」って書いてあるのに気づいてしまいました。わざわざ「実践」の箇所に括弧をつけて強調しているのは、きっと深い意味があるんでしょうなー。どんな意味があるのか、ワタシなどには想像もできません。。。(誰か教えてください)
というわけで、基本的なことを学ぶのはとても勉強になるので、初心なつもりで本書を読むことにしました〜♪
なぜデータベースを使うのか
書籍の感想は、大体次のような感じです。
- なぜデータベースを使うのかが分かる
- 運用のテクニックがたくさん書いてあってステキ
- 将来的な展望も書いてあって大変勉強になります
第1章 データベースがないと何が困るのか
しょっぱなからサイコーの第1章だと思いました。データベースがないと何が困るのか、なぜデータベースを使うのか。そんなことあまり考えたことがなかったので、改めて聞かれると、うっかり「なんとなく必要だから」という答えてしまいそうですねぇ。簡単に答えを纏めちゃうと「大量データの扱い」「障害の対応」「排他の制御」「データの整合性」の4点とのことでした。逆にこの4点がどっちでもええなら、データベースを使う理由はないんですね。あと4点とも全部、運用よりのお話だと思いました。しばらく運用しないと大量データにならないでしょうし、障害が起こったときに排他制御やデータの整合性がしっかりしていないと困るのも運用の方々ですね。ワタシはどちらかというと運用より開発側の人間なので、運用のときに困らないようにデータベースを使うということなんですねーと気づいたときは、なんだかハッとしました。なんか当たり前の事なんでしょうけど、改めて理解できたような気がしましたヨ。
運用のこともたくさん書いてあります。運用の勘どころとしては、最初に「よく知っていて枯れた技術を使う」っていう記述がありました。重要ですねー、コレ。あと、興味深かったのは、レプリケーションの仕組みを使ってできるだけ止めないででスキーマの変更をする方法でした。テーブル定義のスキーマを変更するときには、テーブルがロックされて更新ができないのを回避する方法です。データベース側でマスターとスレーブを簡単に入れ替える仕組みと、アプリ側に見に行くデータベースを簡単に切り替える仕組みが必要なのですが、すごいテクニックですなーと思いました。
将来的な展望やSSDやNoSQLにもたくさん触れられています。本書の最初に、「既存の技術をしっかり理解しておけば、新しい技術がでてきたときにもより深く理解できる」とありました。ハイ、大変勉強になります。そして耳が痛い。。。まずは既存の技術を理解するところから出直したいと思っておりますデス。
MySQLのソースを見てみようかな
本書には、MySQLのソースコードの追い方まで書いてありますね。既存の技術を理解するには、やはりソースコードを見て勉強するのが理解が早いんだろうなと思いますが、なかなかハードルが高くて腰が重いです。最初は本書のとおりにそのままやってみようカナー?。
まぁ、ワタシの場合、体調次第になってしまうのですが、近いうちに一度ソースコードを眺めてみようかなぁと思います。本書を読むとMySQLに限らずオープンソースのデータベースに興味を持ってしまうような、そんなステキな一冊だと思いましたですヨー。
Webエンジニアのための データベース技術[実践]入門 (Software Design plus)
- 作者: 松信嘉範
- 出版社/メーカー: 技術評論社
- 発売日: 2012/03/09
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
- 購入: 20人 クリック: 486回
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書籍『ニフティクラウド』の感想
ニフティクラウドの本がもうでてたんですね
いやー、最近天気がよくないですねー。京都の冬のはっきりしない天気に、ちょっとウンザリ気味でおります。
そんな中、急遽代理でCloud Days Osakaへ参加要請があり、ハイハイと参加してきました。
Cloud Days Osaka 2012 Conference & EXPO
参加したセミナーのひとつにニフティさんの講演があったのですが、なんと「先着10名様で、講演後にブースで営業さんとご挨拶するとニフティクラウドの本を貰える」と特典がつくとのことでした。これは素晴らしい!ということで、と速攻ブースへと向かい、本をゲットしたであります。これで、代理参加の役目は果たせたなー、と。
この本は、ニフティクラウドユーザーブログを記述しているユーザーさんと、クラウドの中の人が中心になって執筆されているみたいでした。ニフティクラウドの本なのですが、ニフティクラウドだけに内容に限定せずに、一般的なクラウドでも変わらない内容が書いてあるとのことです。クラウドに関する本はたくさんあるけれど、使うクラウドを1個に限定した本って、今のところAWSかニフティクラウドくらいじゃないですかね?ニフティクラウドの本がもうでているのは、ちょっとオドロキました。去年サービス始めたばかりじゃなかったでしたっけ?
というわけで、ニフティクラウドは使ったことのないワタシですが、興味津々で「ニフティクラウド」を読むことにしました〜♪
ニフティクラウドはパフォーマンスがイイらしい
書籍の感想は、大体次のような感じです。
最初は「クラウドとは何?」といった説明がNISTの定義を元に説明されていました。画面ショットもたくさんあるし、初めてクラウドを触る人でも本の画面みながら作業をすれば、そこそこ使いこなせそうな感じでした。図も見やすくて、とても説明が丁寧な印象を受けました。
初めてニフティクラウドの画面を目にした訳なんですが、相当AWSを意識しているんだろうなーというのを感じました。マシンイメージの名前は「nmi」(AWSの「ami(Amazon Machine Image)」に対抗して、多分「Nifty Machine Image」?)だったり、ニフティクラウドストレージを使う例では、AWSのS3を使う「s3sync.rb」というスクリプトにパッチを当てて、ニフティ用にカスタマイズするなど、相当AWSを意識してるんだろうな〜、と感じさせる箇所がいくつかありました。
中でも興味深かったのは、UNIXBenchなどのベンチマークソフトで、他社のクラウド(A社、B社、C社、D社)とパフォーマンスの比較がされていた点でした。1サーバ50,000円/月の価格帯でサーバーの性能比較でした。結果は、ニフティクラウドが勝利しておりましたヨ。特にプライベートネットワークの測定結果が他社に圧勝していましたね。ニフティクラウドは同じ価格帯だと高いパフォーマンスがでるみたいです。「A社は標準のDiskは揮発性です」とか書いてあるので、ここでのA社はAWSだろうなと勝手に思いこんでおるところですが、他のB社、C社、D社がどこなのかも気になるところですねー。
やっぱり使ってみたいなーと
現時点ではニフティクラウドは法人契約が必要で、そのハードルがワタシには高くて(そんな権限持ってないので)、実際に触るのは難しいのかなーと思っています。ですが、やっぱり本を読むだけでなくて、実際に使ってみないなーと思いましたー。ホントに使ってみないとと分からないところも、きっとたくさんありますよね。
いくつか使えるシェルなども公開されていたりするみたいなので、そのあたりも一度ダウンロードして、勉強させていただきたいと思っていますですよー。
- 作者: 石田健亮,岸本康二,仲山昌宏,吉田雄哉,渡辺一宏,ニフティ株式会社
- 出版社/メーカー: 翔泳社
- 発売日: 2012/02/21
- メディア: 大型本
- 購入: 3人 クリック: 46回
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書籍『ウェブオペレーション』の感想
時代はDevOpsらしいですよ
いやー、急に冷え込んできて、寒くなってきましたねー。初の冬in京都なわけなんですが、風が冷たくて、すでに凍えそうでございます。
そんな冬の進行中ですが、最近の話題はすっかりDevOpsらしいじゃないですかー(※次の記事は、今年の春のものなので、かなり乗り遅れております)。
開発と運用の新しい関係「DevOps」とは何か? − Publickey
Devは開発(Development)で、Opsは運用(Operation*1)で、いつもDev対Opsで敵視するんじゃなくて協力しましょうよ、と。それにはDevとOpsを取り巻く文化とツールが大事ですよ、と説明されています。
Devと比較するとどうしても目立ちにくいOpsにスポットがあてられて、その価値が認められるのはステキなことだと思いますー。最近では、DevOpsエンジニアとかオペレーションエンジニアとかいう職種も新たに募集されてたりもするようですしー。ワタシは元々はDevの人だったわけですが、最近はOpsの近くにいるので、本書の内容がとても気になっていました。
というわけで、ミーハーなワタシは、やや古風な本屋で「ウェブオペレーション」を買って読むことにしました〜♪
心うたれてカンドーした
書籍の感想は、大体次のような感じです。
- 監視重要
- バックアップ重要(その他も重要)
- なぜだか心をうたれてカンドーした
ワタシがDev育ちだからかもしれませんが、監視、監視と、監視が重要だと繰り返し本文にでてくるのが印象的です。Opsな人からするとあたりまえなのかもしれませんが、監視が重要だというのは、本書からとても伝わってきます。
バックアップも重要だと訴えている印象を受けました。データが削除されてしまうような悲劇が書いてあるような章もあります。そんなときに頼りになるのはバックアップしかないですよ。その他にもいろいろなことが書かれていますが、運用では軽視できる要素なんてほとんどなくて、全部当たり前かのように動作するのが重要なんだと痛感しました。
なんだか、最後の章に近づくにつれて、だんだんと心打たれて感動してしまいました。理由はよく分かりませんが、本の大半が失敗談でできていて、それらの具体的な対策をきっちり示してくれているからでしょうか。失敗談なんて、本にあまり書きたくない内容ですよね。それに、自分さえ助かればよいと思うのであれば、本なんて書かないと思います。それなのに、こうして本にしてくれたことが素晴らしいー、平和を望む心がないとできないー。だからカンドーするのかなー?
とにかくカンドーしたので、できるところからやろう
この本から、いろいろな現場で使えそうなヒントをたくさん見つけることができました。特に、Devな人には気づきがたくさんあって、非常に興味深いんじゃなかろうかと思いますた。
あと、とにかくカンドーしてしまったので、自分のやっている仕事にも、できるところからやっていこう、という気になりました。自分の仕事はDevなのでちょっとづつになると思いますが、実践していきたいと思っていますですよー。
ウェブオペレーション ―サイト運用管理の実践テクニック (THEORY/IN/PRACTICE)
- 作者: John Allspaw,Jesse Robbins,角征典
- 出版社/メーカー: オライリージャパン
- 発売日: 2011/05/14
- メディア: 大型本
- 購入: 10人 クリック: 923回
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映画『カイジ2〜人生奪回ゲーム〜』の感想
クズから脱却しようと(?)映画館へー
今日から『カイジ2』が公開だいう情報を一昨日くらいに入手しました。なんと、決めゼリフは「おかえり クズの皆様」らしいじゃないですかー!最近はちょっと疲れていて、土日はまさにクズと言われても仕方ないような暮らしをしているワタシです。何故かピーンときましたね。「ここは、久々に映画館に足を運んで、少しでもクズから脱却しよう(?)」と思いつきやした。
というわけで、前作も映画館で観た程度にミーハーなワタシは、さっそく京都で初映画館@二条へ行ってまいりました〜♪
伊勢谷さんカッコよす
映画の感想は、大体次のような感じです。
- 『ざわ…ざわ…』します
- 伊勢谷さんカッコイイっす
- 香川&生瀬が暑苦しいw
福本マンガの決めゼリフ『ざわ…ざわ…』を音声にすると、本当に『ざわ…ざわ…』になるのが好きですねー。どうやって録音したのかな?誰が『ざわ…ざわ…』と言っているのか、気になりますね。この映画でも、ポイントになるシーンでは当然『ざわ…ざわ…』します。期待通りです。
地上波のテレビはほとんどみないワタシですが、去年の大河ドラマ『龍馬伝』は好きで、頑張って毎週観てました。そこで伊勢谷さんは高杉晋作役で出演してまして、男から見ても超かっこ良かったですね。特に、砲撃の中で敵に斬り込んでいくシーンがあって、大変印象に残っています。本作でも伊勢谷さんは期待通りカッコイイっすわー。
脇役もアツいですね。当然のごとく、香川&生瀬がまぁよーさんしゃべるわけなんですが、度が過ぎて暑苦しいほどです。まぁ、この点でも期待通りですなぁ。
勝つために何を準備するかについて考えよう
ストーリーは、ギャンブルに勝ったり負けたりします。勝ったときはヤッターってなって、負けたときは絶望の淵に追い込まれます。でも、ここだ!ってところでは、ちゃんと準備して勝ちにいきます。その他、前作から続く人間ドラマとかありましたけど、個人的には割とどうでもよかったどす。
この「勝つためにちゃんと準備する」ってのが、現実ではなかなか、頭では分かってはいるけれど、実行するのが難しいのかなと思います。本作は「何を準備するか?について考えなさい」ってことを学ぶ映画なのかなーと思いました。何を準備をすれば勝負に勝てるのか、そのために何を想定したらいいのか、といったことについて、まずは懸命に考えましょうということです。考えて、考えて、考えて、事前準備さえ万全であれば、『勝つ』といった結果を手に入れることができるんじゃないでしょうかねー。
書籍『心を整える。』の感想
サッカー代表戦TLで見かけるtweet
「さすが、今日も長谷部は心が整っているな」「ハセベか!」。
ワタシは、サッカーはテレビで観るのが昔から好きでして、twitterを知ってからはサッカーのジャーナリストやサポーターの方々をフォローすることが多いです。地上波のサッカー番組は数えれるほど少ないですので、サッカー情報を仕入れるための道具としてtwitterは最高ですね。特に、日本代表戦はいつも見かけるアイコンの方々がTLで一緒になって応援している感じになって、21世紀を感じますなぁ。とてもオモロイので、ネタとしていつも楽しみにしておりまする。
いつの頃からか、代表戦をテレビを観ていたら、冒頭のようなtweetをチラホラと見かけるようになりました。「心が整っている」とか、最初はなんのこっちゃと思いましたが、長谷部が出した自己啓発本のことだと気づくのにはそんなに時間はかかりませんでした。
というわけで、ミーハーなワタシは、本屋で近くに売ってた「日本男児 by 長友」とか「信頼する力 by ヤットさん」とかはなぜかスルーして(?)、印税は東日本大震災に全額寄付するという本書「心を整える。」を読むことにしました〜♪
周りを見渡してバランスを取るのが上手いのかなー、と
書籍の感想は、大体次のような感じです。
- 具体的なシーンを元に展開される本人にしか分からない物語が満載
- 長谷部は周りを見渡してバランスを取るのが上手いんだろうなー
- ついでに長谷部について詳しくなれますヨ
日本代表やヴォルフスブルク、浦和レッズでの経験とか、具体的なシーンを元に書かれているので、ワタシ程度のサッカーファンなら「ああ、あの試合ではこう思っていたのか」とその試合の結果と照らし合わして楽しめる本ですね。物語の背景がハッキリしていて分かりやすいので、サッカーに詳しい人ほど楽しめる本ではないかと思いました。
『勝利をたぐり寄せるための56の習慣』とかいうサブタイトルがついていますが、56個も書いちゃうと中には一見矛盾するものもあります。「*125.群れない。」とメンバーと過度に仲良くなりすぎないことに注意しつつ、一方で「22.仲間の価値観に飛び込んでみる。」と積極的に仲良くなることをすすめてます。「26.組織の穴を埋める。」で攻撃的なチームの中でチームに足りない守備面を補ったりしつつ、一方で「28.競争は自分の栄養になる。」でチームプレーを無視してチーム内のポジション争いで譲らなかったりしてます。パッと見は正反対に見えることでも、両極端ばかりではあまりよくなくて、この場面ではこうだけどその場面ではこっち、みたいに使い分けできるのが望ましいんだろうなぁ。そういうことって、周りをよく見てないとできないと思うし、周りをみた上でバランスを取るのが上手いんだろうなー、と感じますた。
著者についてもムダに詳しくなれますね。「音楽はミスチルが好き」とか「読書が好き」とか。ちょっと驚いたのが「心を鎮める30分」という時間を作っていて、ベッドの上で横になってボケーとする時間を作って、心を鎮めるそうです。ただし、いつの間にか寝ていたという眠りはしないらしく、寝るなら寝るでハッキリ昼寝するそうです。昼寝大好きなワタシだと確実に眠ってしまいますがねー。
将来の夢は監督らしい
長谷部は、「将来は監督になりたい」という話は、本の途中にチョイチョイでてきます。やっぱ、サッカー選手が監督になりたいって思うのは、自然な流れなのかな。監督の心が整っているとどんな采配を振るうことができるのか、観てみたくなりますな。きっと、心が整っていれば、監督でもキーパーでもなんでもできますよねー。
【速報】長谷部誠が味方の退場でゴールキーパーにwww:キニ速
- 作者: 長谷部誠
- 出版社/メーカー: 幻冬舎
- 発売日: 2011/03/17
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*1:数字は56の習慣につけられた番号です
書籍『アジャイルサムライ』の感想
ワタシ、サムライではありません
京都の町を歩いているとたくさん古いお寺とかがあって、町の歴史を感じることがたまにあります。江戸時代が終わったのが1867年らしいので150年くらい前までには、日本にはサムライがウヨウヨいたんでしょうね。なんだか150年前っていうと、つい最近のことみたいに思えるので、物騒な(?)サムライがウヨウヨしていたなんて嘘みたいな話ですなぁ。。。
ワタシは士農工商で自己分析すると「農」タイプだと思うので、「士」であるサムライではありません。ましてや、以前やっていたのはウォーターフォールなプロジェクトばかりでして、アジャイルなプロジェクトは経験したことがありません。そんなワタシが本書を手にとった理由は、単純にアジャイル開発への興味と憧れですー。まぁ、農民がカッコイイサムライを見て憧れるのとおなじようなもんです。
というわけで、なんだかタイトルが日本人向けみたいな本書「アジャイルサムライ」を読むことにしました〜♪
アジャイルとは現実と真正面に向きあうことかなー、と
書籍の感想は、大体次のような感じです。
- 現実と真正面に向きあって、素直に受け入れることからやな
- 現実はうまくいかないから、お客さんにまんま伝えるのはキツそう
- 何か仕事が楽になるわけではなく、イバラの道かもしんない
アジャイルというとソフトウェア開発の手法なので、開発中のお話が中心なのかな?と思いきや、開発以前の考え方が主な内容でした。開発の計画、体制、目的、優先度など、そのプロジェクトの本質とゴールを明らかにした上で、ゴールにどうやってたどりつくのか、『さぁ、みんなで考えよう』ということです。それは、一見見た目が派手な理想的なプロジェクトではなくて、もっとドロドロとした、あるいはネチネチとした、現実的なプロジェクトであるという印象を受けました。現実って甘くないので、それと真正面に向きあって、素直に受け入れるところがしっかりしてないと、スタートできないだろうなーと思いました。見た目をよくしたいとか、臭いものに蓋をして現実から目を逸らしたい、的な感じでは、続けてくのは難しい気がしましたー。
現実を受け入れることは、お客さんにも求められるのかなと思います。「こんなに遅れそうです」「こんなにコストがかかります」「こんなにバグがあります」とか、現実をそのまんま報告したら、お客様は神様です的な考えの強い日本人なら、フツーに怒ると思います。プロジェクト内で暴れるとされる、荒ぶる四天王として「時間」「予算」「品質」「スコープ」が紹介されていますが、確かに四人とも暴れまくりますね><。その現実を報告しながら、四天王のバランスをお客さんと調整するのは、ハッキリ言って全然やりたくない仕事ですなぁ。。。
あとは、アジャイル開発が、今やっている仕事を楽にしてくれるわけではないということがとてもよく分かります。厳しい現実を目の当たりにすることになるので、逆にイバラの道を自分で明かりを照らしながら歩いて行く感覚なのかもしれませんねー。第1章の最初の方に
-警告- 「誰もがこの働き方を気にいるわけじゃない」
と、警告がありますが、まさにその通りだと思います。現実を受け入れずに、影でコソコソと働きたい人もいると思いますからー。
お客さんの理解が全てさー
現実をありのままに報告して、それを次の動きにつなげていくには、お客さんの理解が絶対に必要だよなーと思います。あとで四天王の調整をさせていただきますと言ったところで、お客さん側の理解がないと「は?なにジョーダン言ってんの?」で終わるんだろうなー。第1章の最後に
やり方がたった1つなんてことはないんだ
とありますが、どんなやり方をするにしても、お客さんの理解がないと、お話にならないんだろうと思いました。ま、当たり前のことなんですけどねー。
全体的に、「こういう考え方もできるよね」「現実ってこうだよね」、ということを知る意味で大変勉強になる本ですね。しかも言葉遣いとかも、とっても読みやすくて、素敵な本です。しばらくは身近に置いて読み返し、現実を知るポイントとして、活用したいなと思いますデスー。
- 作者: Jonathan Rasmusson,西村直人,角谷信太郎,近藤修平,角掛拓未
- 出版社/メーカー: オーム社
- 発売日: 2011/07/16
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